日誌

茶道部日誌

茶人の正月

秋もすっかり深まり、時折冬のような寒さの日もありますね。中間試験や顧問の出張などがあり、先週は久々の活動でした。外の木々が色づくのはもう少し先の事になりそうですが、茶道部では一足先に「紅葉」を頂きました。緑から赤にかけてのグラデーションが美しいです。

 倉本先生にもお越しいただきました。(この日は非常に雨が強く、足元の悪い中でしたが雨用のお着物をお召しになってお越しくださいました。)

さて、写真をご覧になって今までの練習風景と何か違うところがあることにお気づきでしょうか?下は夏ごろの写真です。

衣替えをして冬服になったというのが一つ。それから、お釜に注目してみてください。 夏は畳の上に置かれていましたが、冬は畳の中に置かれているのがお分かりでしょうか。

 

茶道には5~10月の「風炉(ふろ)」、11月~4月の「炉(ろ)」という二種類があり、季節によって道具や作法が変わるのです。11月に初めて炉を開けることを「炉開き(ろびらき)」といい、おめでたい日とすることから11月を「茶人の正月」と呼ぶそうです。子だくさんであることから子孫繁栄の象徴とされるイノシシをかたどった「亥の子餅(いのこもち)」を 食べ、新しい一年の始まりをお祝いします。源氏物語の葵巻にも光源氏と紫の上が(半ば強引に)結ばれる場面でこの亥の子餅が登場します。

 

普通の方には年に一度のお正月が、茶道部には二度やってくるなんてちょっと得した気分ですね。今年はできませんでしたが、来年はちゃんとお祝いしましょう。亥の子餅で。

 

許状を頂きました!

本日は、引退した3年生に先生から許状が手渡されました。
茶道には表千家と裏千家がありますが、表千家には「講師」と「教授」の2つしか資格はありません。一方、本校茶道部がお稽古している裏千家では資格制度を設けており、初級、中級、上級(助講師)、講師、専任講師、助教授といった段階に分かれています。本日頂いたのは、その中の「初級」です。




一般的に「資格」とは何らかの試験に合格したり、ある一定の技術を身に付けたときにもらえるものです。しかし、茶道では「許状」という名の通り「次の段階のお稽古に進むことを許された者」にこの資格が授けられるのです。つまり、この資格を受けとった3年生の皆さんの茶道人生(?)はここで終わるのではなく、この先もさらなる発展が許されているということですね。大学や専門学校で続けるも良し、自分で教室を見つけて続けるも良し、趣味として続けるのでも良いと思います。せっかく一度歩き始めたお茶の道ですから、そのまま歩き続けてほしいなと思います。

でもとにかく今は進路活動ですね!余裕がないときこそ息抜きは効果を発揮します。時々作法室に顔を出してください。かわいい後輩たちがお茶とお菓子でおもてなししてくれるはずです。

蒼穹祭(一般公開編)

2日間にわたり行われた蒼穹祭も、無事に終了いたしました。
茶道部で用意したお菓子は見事完売でした!
足を運んでくださった皆様、ありがとうございました。

写真の手前が半東(はんとう)で、お茶やお菓子、掛け軸の説明などを担当します。
奥ではお点前を披露しています。



正座が難しいお客様にはテーブル席もご用意しました。 
お茶の飲み方をレクチャーしています。

校長先生をはじめ、多くの先生方にもお越しいただきました。
お忙しい中、ありがとうございます!




今日はお茶の先生がご自宅から持ってきてくださったお花を飾りましたが、このお花がとても不思議な花なのです。
以下の二枚の写真は、午前と午後に撮ったものです。

 



一番大きな花に注目していただくと、午前中は白かったものが午後にはピンク色になっていることがわかると思います。
この花は、酔芙蓉(すいふよう)というお花で、その名の通り夕方近くなるとお酒に酔った人の顔のように赤く色が変化するのです。
色が変わる理由は、花器の水の中にお酒を混ぜているから…というのは冗談で、午後になると花の細胞内でアントシアニンという色素が活発に作られるようになるからだそうです。花言葉は「繊細な美」。まさに茶道にぴったりのお花ですね。

最後に集合写真です。みんなよく頑張りました。いい笑顔!

蒼穹祭(校内公開編)

朝晩はだいぶ涼しくなりましたが、日中はまだまだ蒸し暑い日々が続いています。
さて、ついに文化祭が始まりました。本日は校内公開です。

いつもは雑然としている水屋(台所のようなところ)には、綺麗に茶碗が並べられています。


掛け軸や花入れもばっちり!
明日は茶道の先生が本物のお花をご自宅からお持ちくださいます。茶道ではお花屋さんで買ってきたお花を飾るのではなく、野に咲く花を、野に咲いているように活けるのが良しとされています。


立て看板もいい感じです


いよいよお客様がいらっしゃいました!
浴衣姿が様になっています!



普段は多忙な先生方も、ホッと一息つきに来てくれました。笑顔が素敵です。


明日の一般公開は10:00~15:00です。
お菓子は90個仕入れてあり、午前の部と午後の部に分けて販売する予定です。
淹れたてのお茶とお菓子で300円です!
ぜひお越しください♪

 

秋の七草

夏の暑さも終わりに近づいているのでしょうか。
窓から入ってくる風に時折秋の涼しさが混じっているような気がします。

今日は外部指導者の倉本先生と助手の小野先生がお越しくださり、熱心に指導をしてくださいました。


本番さながらの緊張感もあり、心なしかみんないつもよりも背筋が伸びている?
練習の甲斐あり、一か月前とは見違えるほど成長したという嬉しいお言葉も頂戴しました。

また、今日はもう一つ重大なイベントがありました。
それは、文化祭で提供するお菓子の試食です!



写真のようなお茶と和菓子をセットで300円で販売します。
今年の和菓子は練りきり製の「桔梗」です。
花弁の筋や色の移り変わりまで一つ一つ繊細に表現されています。
この和菓子は毎年谷塚の明美和菓子店さんから仕入れています。
(名物は揚げ饅頭だそうです!)

さて、桔梗と言えば秋の七草のひとつです。
改元の際に話題になった「万葉集」にその由来があります。
「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」
「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また 藤袴 朝顔の花」
どちらも山上憶良の歌ですが、その当時朝顔はまだ日本になかったことから朝顔の花を桔梗とする説が有力だそうです。(諸説あります)
ちなみに春の七草は七草粥にして無病息災を祈りますが、秋の七草は食べるのではなく目で見て楽しむものです。確かに色鮮やかな花ばかりですね。



和菓子は目で見て楽しめますがもちろん舌でも楽しめます!
文化祭の一般公開は9月7日(土)です。
数に限りはございますが、本校4階作法室に是非お立ち寄りください。

茶道部

「和のこころ」に親しむことをめざして、1年生10人、2年生7人でお稽古しています。基本の平点前を文化祭までに皆マスターするのが最初の目標です。浴衣も1人で着られるようになり、立てば芍薬座れば牡丹の部員たちです。
毎週金曜日16:00~17:00 4階作法室にて活動しています。
※長期休業中は9:00~12:00
月に一度、外部講師の先生の指導を受けています。