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『進路のしおり』活用法

  昨年度の『進路のしおり』巻頭文のタイトルは「行きたい大学or行ける大学」でした。行きたい学校に行くためには、「行きたい学校選び」と「合格できるか」の二つの要素があります。このうち後者の「合格」に囚われすぎてしまうと、「行ける学校」探しに流れ始めてしまいます。 

 進路は、自分の行きたい進路先・学校を明確にして、初めて始まります。まずは、あなたが進路先を選ぶのです。相手が自分を選んでくれるかどうかはその先の問題ですし、相手が決めることですからいくら考えても無駄ってもんです。                                                                                                                               高望みだっていいんです。イチロー選手や本田圭佑選手がプロスポーツ界でのエース級の活躍を卒業文集に描いていたことは有名です。少年時代の彼らのように、まずは「ここに進む」という意志を明確することがすごく大事なのです。自分の意志を固めたら、「目標を部屋に掲示する」「人に公言する」など意識の外在化をしてみてください。あなたの有言実行の始まりです。

  自分の目標がはっきりすれば、やるべきことは自ずと決まってきます。相手の求めるところまで自己を高める努力だけです。そして、このことは同時に「行ける大学」の幅をも大きく広げてくれます。自分の可能性が劇的に広がるのです。進路は、自分を高める絶好のチャンスです。「(相手が決める合格が)できるか、できないか」より、「(自分が決める本気で)やるか、やらないか」が重要なのです。 

 人生には、本気になるべき節目が何度かあります。たとえ結果が第一志望でなくても、それでくじけることはありません。真剣に取り組んだ人に自然とあふれる自信や猛省の感情は、次に生かすべき大事な経験・糧となるからです。同時に、何となく取り組み運よく成功しても、高をくくって次の失敗を招く悪しき経験になりかねないことも理解できるはずです。 

 『進路のしおり』は、草加南高校の進路指導のデータ・事例の結集です。先輩方が残したデータから、あなたの本気スイッチを見つけてください。昨年度の本しおり「合格体験記」には、「○○大学に入れば、今の苦労以上のお釣りが返ってくる…という先生の一言」で本気スイッチが入ったという記事がありました。「よーし!やってやるぞ」というきっかけは、単純なもので十分なのです。 

 その気になって取り組むほどに、本気度のギアはどんどん上がっていきます。例えば、英単語の暗記でも、問題集でも「3回繰り返すことが前提」ではなく、「この1回で覚えてしまうぞ」という本気度で臨むようになります。授業一回で身につけるという集中力にギアアップしていくのです。自分の考え方や行動がどんどん変わっていくことを自覚すると思います。 

 進路選択という節目が、皆さんにとって自分を高める機会となることを祈念し、エールを送ります。                                                    Aim High and Go ! がんばれ!! 草南生!!